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親が一人暮らしをしていると、毎回実家へ行って様子を見ることはできません。「電話で何を聞くか」「返事がないときは誰へ連絡するか」を、親が元気なうちに相談しておきたいところです。
まずは、親の希望を聞き、ふだんの連絡と必要な手助けを10項目で確認します。ここは生活と連絡体制の入口です。実際に帰省して見る場所は帰省時のチェック、冷蔵庫の具体的な見方は食品から気づく変化に分けています。
最初に確認したい10項目
| 確認すること | 親と相談する内容 |
|---|---|
| 1. 連絡の方法 | 電話・メッセージなど、本人が使いやすい方法と時間帯。 |
| 2. いつもの生活時間 | 通院や外出中など、普段から電話に出にくい時間。 |
| 3. 返事がないときの連絡順 | かけ直す人、次の確認先、現地で相談できる人。 |
| 4. 近くで頼める人 | 親族や近所の人へ頼んでよい範囲。相手の了承も確認。 |
| 5. 買い物で困る部分 | 重い物の運搬なのか、店へ行くことなのか。 |
| 6. 食事づくりの負担 | 料理を続けたいか、休みたい日があるか。 |
| 7. 通院や薬の相談先 | 困ったときに本人が相談する医療機関・薬局。 |
| 8. 手続きや郵便の困りごと | 一緒に確認してほしい物があるか。無断で開封しない。 |
| 9. 家の中の不便 | 照明、室温、通路など、本人が使いにくい所。 |
| 10. 家族の担当と見直し | 誰が何を手伝い、いつ負担や方法を見直すか。 |
10項目は診断や採点ではない
当てはまる数で健康状態を判断する表ではありません。本人の話、普段との違い、困りごとを分けて確認するための一覧です。全項目を一度に聞く必要もありません。
「最近買い物はどう?」と聞いて、「重い物だけ頼みたい」と分かれば、料理まで家族が代わる必要があるとは限りません。本人が必要とする部分に合わせて考えます。
返事がないときの予定を、平時に決める
一度電話に出ないだけで異変とは限りません。ただ、「そのうち誰かが確認するだろう」では対応が重なることも、抜けることもあります。親の普段の外出と、家族が対応できる時間を確認してください。
普段の連絡方法・時間: 連絡が取れないときの確認担当: 次に相談する相手: 現地で対応できる人: 本人と確認した日:
一律に何時間待つと決めるものではありません。急な息苦しさや意識の異常など緊急性が疑われるときは、様子見を重ねず119番など必要な対応を優先します。消防庁の救急車利用リーフレットで目安を確認できます。
手助けは、一つ決めてから見直す
以下は架空例です。親は重い飲み物の持ち帰りに困っているが、料理は続けたい。そこで今週は買い物の運搬だけを手伝い、次の連絡で負担が減ったか聞くことにします。
食事づくりも大変なら宅配食を選ぶ前の受取・保管の確認へ。見守り機器を考えるなら通知後に誰が動くかの整理へ進めます。いきなり契約から始めません。
次の訪問につなげる
電話で分からないことは、本人の了承を得て次の帰省で一緒に見ます。現地での確認方法は帰省チェックへ、気づいたことの記録と支援の分担は生活の変化を記録する方法へ。今日の一歩は、連絡方法と担当を一つ決めることです。
分かったことだけ、短く残す
20項目シートには全体の確認先を、日々の連絡の約束は上のメモに残す、と使い分けられます。
記入は本人と相談した範囲で行い、共有相手を限定してください。暗証番号・パスワード・鍵の隠し場所は書きません。

